井筒のルーツを尋ねて ◆

先祖代々続いて来た「井筒」の由来は何?このコーナーではそんな疑問に答えて持論・異論・反論を展開します。皆さんのお考えをお寄せください。

 


氏姓(うじかばね)を知る、「井筒」はどこから来たか

日本で一番多い苗字は「佐藤」姓です。現在約
200万人を数えています。
では、この佐藤姓の由来は何でしょうか。それは平将門の反乱鎮圧に武名をとどろかせた藤原秀郷が有力といわれています。将門鎮圧後、秀郷にはむかう勢力は東国にいなくなり、秀郷は実質的な東国の支配者になりました。その秀郷が下野国佐野庄、いまの栃木県佐野市に居を構え、威をふるったため「佐野の藤原」という意味で佐藤になったという説です。
さて肝心のわれら「井筒」姓はどこからきたのでしょうか。
情報交換掲示板にも「ご先祖様を知りたい」のメッセージが入っています。あなたの思いをお寄せ下さい。


屋号「井筒」のいわれについて(一つの仮説) 

「井筒」とは「いづつ」又は「いずつ」と読み井戸側の意味であるが、その単語の歴史は古い。
文字としては平安時代の歌物語「伊勢物語」二十三に登場している。
筒井つの 井筒にかけし まろがたけ 過ぎにけらしな 妹見ざるまに
の恋歌がこれである。
だがこの「井筒」が何故商家などの屋号として使われてきたのであろうか。
江戸時代「紀伊国屋」「三河屋」「成田屋」の如く、その出身地名を冠した屋号が圧倒的に多い中で、「井筒屋」が受継がれてきた由縁はさだかではない。
井戸があったからという理由だけでは根拠に乏しい。
「井筒」は古語の「出づ」と同音であり、「出づ」は芽が出る、伸びるの意味であるから、「井筒」は「出づつ」と掛詞の関係にあるのではないか、というのが、この疑問に対する私の仮説である。
           長野県
岡谷市  飯田 修

 

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